環 境 方 針
日本プレーテックは、事業活動を通じて社会・地球の持続可能な発展に貢献するために、以下の活動を積極的かつ継続的に推進します。
- 法規制及びその他の要求事項を遵守し、事業活動における製品アセスメントや、省資源、省エネ、廃棄物抑制など、環境負荷の極小化に努めます。
- 環境影響評価に基づき、目的と目標を定め、環境実績の継続的な改善と環境汚染の未然防止に努めます。また、その環境実績の変化に応じて、目的と目標の見直しを行います。
- 使用する化学物質を管理し、使用禁止物質の不使用と管理対象物質の削減に努めます。
- 脱炭素社会や持続可能な社会の構築を目指す顧客企業の事業活動に、自社の表面処理技術を活かし貢献します。
2022年8月1日
日本プレーテック株式会社
代表取締役社長 及川 哲史
国際規格の取得
弊社では上記 環境方針に基づき2005年4月4日にISO 14001(環境保全)の認証を取得しました。県内めっき業界では初の認証取得です。
環境保全問題で最も重要な課題である排水、排気、地震などの災害が起きたときの対策について当社の取組みをご説明いたします。
- めっき処理後の排水について当社に於ける排水処理の方法は、シアンを含んだ排水については実績のあるアルカリ塩素法を、またクロム含有排水については定評のある化学的還元法を採用し、系統別に分別処理を行っています。
- 排気について有害ミスト、排ガスは専用のミスト吸収装置などで除去し、工場内の換気を徹底すると同時に、排ガスは最終的には屋上に設置された排ガス洗浄処理装置を通して排気されています。
- 地震等の災害が起きた場合の対策としては、有害物質を含む浴槽の下に受槽を設けて工場外への流出を防止するようになっています。また、地下排水処理設備室の下に緊急時の排水貯蔵槽(容量:10 ton)を設備して工場外へ流出しないように厳重な排水公害防止対策を施しています。
このうち、広域に亘って影響を及ぼすことが予測される廃水処理については、特に注意を払い、全自動物理化学処理方法
- クロム系排水イオン交換システム
- シアン系排水イオン交換システム
- フィルタープレス
- 排水全量砂濾過装置
などにより排水は水質基準をクリアする奇麗な状態として排出しています。このような設備が完備していることによって安心、且つ継続してめっき作業ができるのです。
環境関係の情報
2005. 7. 25.キャノン株式会社様より「Certificate of Green Activity」(グリーン調達認定書)を頂きました。
2006. 7 株式会社トキメック様(現 東京計器株式会社様)から「グリーンパートナー認定書」を頂きました。
アルミニウムへの鉄めっきは「地球にやさしい」技術です
自動車を始めとする輸送機器類は省資源、省エネルギー、リサイクル性などの観点から、軽量化を目的としてTi, Al, Mgなどの軽金属、合金への転換が図られております。 弊社ではこの意向に沿って使用目的、生産性、コスト、リサイクル性等を考慮し、しかも摩擦・摩耗特性に優れた技術としてアルミニウム合金に鉄合金めっきを施す技術を平成9年頃より検討し、実用化してきました。
従来、めっき技術を応用して耐摩耗性のある表面を得る方法としては硬質クロムめっきやNi-P無電解めっきが利用されてきました。しかし、これらの方法ですと環境規制物質であるニッケルやクロムが各種法令や規制の制約を受け、処理が難しいのが現状です。
これに対して、弊社の鉄めっきはそのままでも十分な表面硬さ(500~600HV)が得られ、高い摩擦・摩耗特性を現わすことから、これらの代替技術としても注目されております。
また一般に難しいとされてきたアルミとアルミ、あるいはアルミと鉄板のスポット溶接がアルミ側に鉄めっきを施すことによつて従来の設備で可能となり、ボディのアルミ化が容易となることから、軽量化が一段と進みます。
弊社ではアルミニウム合金への鉄めっき技術を世に広め、積極的に「地球にやさしい」技術として地球環境の改善に貢献したく努力しております。
2024年度全社環境管理活動計画
2024年度全社環境管理活動計画については こちら で確認いただけます。
2021.2太陽光発電システムを導入いたしました。
2021.2太陽光発電システムを導入いたしました。
当社が掲げる自然と共存した企業活動と、SDGsに掲げられる社会全体での目標達成の為再生可能エネルギーによる生産活動に継続的に取り組んでおります。
こちらの取り組みにより、自社年間の電力消費の内
8%ほどを再生可能エネルギーに置き換える事が可能となります。
◆年間データ
導入前消費電力実績値 | 2,220,500kWh |
再生可能エネルギー発電量試算値 | 186,881kWh |
◆年間効果試算
消費電力削減率 | -8.40% |
CO2削減量 | 104,840kg |